12月5日土曜日に離島・沖縄ブロック 業務改善発表会を開催しました。

コロナ禍での初のweb開催で、発表病院のSE担当の方のご協力にて、12/1
発表病院12病院を含めたリハーサルを実施。
リモートならではのコミュニケーション困難も、両手をあげてOKサインを
互いに出すことで進行する、また質疑応答は事前に担当病院を決めるなど取
り決め、当日を迎えました。
想定外のトラブルも発生することも危惧されましたが、進行上大きな問題も
なく、予定通り終了しました。

  参加病院    業務改善の題材
与論徳洲会病院   インシデントから考察したフリー業務の見直し
北谷病院      カンファレンスへの取り組み
徳之島徳洲会病院  外来と手術室の兼務を目指して
宮古島徳洲会病院  職員負担軽減への取り組みとその効果 ~業務負担と業務内容の見直しを通して~
喜界徳洲会病院   喜界島ママあんしん計画 ~助産師による保健指導と育児支援の充実に向けて~
南部徳洲会病院   急性期病棟における身体抑制廃止に向けた取り組み
笠利病院      病院から住宅へシームレスなケア提供の取り組み ~住宅生活の早期安定を目指して~
石垣島徳洲会病院  コスト入力漏れ対策 ~「ちりつも」で目指せ!収入2億円~
名瀬徳洲会病院   残業削減に向けての取り組み ~残業に対する意識調査~
沖永良部徳洲会病院 継続受け持ち性チームナーシングから継続受け持ちペアナーシング(独自名称)への移行
瀬戸内徳洲会病院  離島へき地における地域に根差した退院調整・退院支援 ~看護師の意識調査に基付く現状と今後の課題~
中部徳洲会病院   スマート外来立ち上げに向けた取り組み ~スマート患者の満足度向上を目指して~



評価順位
1位 南部徳洲会病院 221点
2位 中部徳洲会病院 211点
   名瀬徳洲会病院 211点 



評価者からのコメント

-------------------------------名瀬徳洲会病院 松本事務長--------------------------------------------

 今日は第5回の発表会で前回も参加させてきただきましたけれども、
毎回、回を重ねるたび、すごく集密な発表で今回もレベルの高さに感動いたしました。
 どの病院も抱える切実な問題を、頑張って改善していることがひしひしと伝わる内容でした。
事前に詳録を読ませていただきましたが、詳録だけよりも皆様の発表を実際に聞かせていただく
とはるかに素晴らしいものに感じられました。
 また、様々な課題に皆様真剣に取り組まれていて、改めて感激いたしました。
本当に今日は素晴らしい発表を聞かせていただきありがとうございました。

--------------------------------徳之島徳洲会病院 勇事務長--------------------------------------------

 業務改善によるより良い、質の高い医療の提供、皆さんが業務改善発表会を通して島民のため
地域医療のため一生懸命に頑張っているのが頼もしく思いました。
 徳洲会グループが発行している徳洲会ホーリデーマネジメントにある言葉のように「患者さん
が我々に期待して来院する期待値より、高いものを提供できれば、患者さんが想定しているコス
トより、低いものを提供できれば患者さんにとって価値のある医療を提供することができ病院施
設を利用していただくことに繋がります。また、想像に反して事故や院内感染に遭遇してしまっ
た場合は2度と利用していただけなくなります。」
 まさにこれが皆さんが業務改善で取り組んでいる質のコントロールなどに表れているのではな
いかと思います。
これらが経営や存続に直結していると思いますので、これからも皆で頑張っていきましょう。

--------------------------------南部徳洲会病院 鵜飼看護部長--------------------------------------------

 今回はWebでの改善発表会でどうなるかと思いました。こういった新たな取り組みで非常に苦労し
たと思います。
 非常によく工夫されおり、よく理解できました、声も素晴らしい声でお聞きすることができました。
本当に、皆ありがとうございました。
 今年は2月からコロナ騒動で、それぞれの病院状況、看護の現場が非常に厳しいものがあったと思わ
れますが、その中でも沖縄・離島の12施設がかけることなく改善活動を続けて発表に至ったことを本当
に快く思い、感謝申し上げます。
 沖縄離島ブロックは殆どが離島施設なので、発表の内容もその島ならでわの特徴が表れております。
この、特徴的な離島施設で、組織の運営であったり、看護活動であったり、人・物・金・業務であったり
と、私たちの抱えている離島施設は限られていた資源の中、医療と看護が一生懸命努力されて改善されて
いることがよくわかる内容の発表でした。
 いつも、この改善発表会では「医療のあるべき姿がこの離島ブロック施設のところにあるのではないで
しょうか」と強く思わされることが度々あります。
 そういった中で、私たちは医療のあるべき姿の原点を求めて、本当により良い医療を提供する
ジェネラリスト、なんでもできる幅広さを持っていると思います。
こうした創意・工夫をしながら、離島医療の発展につなげていきたいと思います。
 また、この中で中部と南部は中核病院として皆さんの総意を伝えられる施設として
常に責任をもって成長していくことを大切にしたいと、発表を聞きながら思わされました。
 本日は新たな試みにもかかわらず成功に終わったことを本当にうれしく思います。
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※ソーシャルディスタンスの為、各病院リモートにて実施しております。